【卒資】あなたの教室に助け合う場や時間が足りていないのでは?(石川)
- 公開日
- 2025/04/01
- 更新日
- 2025/04/01
学生の学び
「子どもたちが他者に関心がないとか冷たいと指摘されることがありますが、それは誰かを思いやる場がないのかもしれません。クラス会議を実際にやってみるとわかります。子どもたちはとても思いやりがあって、誰かのために一肌脱ぎたいと思っているでしょう。子どもが優しくないと感じたら、あなたの教室に助け合う場や時間が足りないのかもしれません。」
(明日も行きたい教室づくり,赤坂真二,明治図書出版株式会社,p173)
思いやりの心などは誰かに言われて動くものでは本来はないと私は考えていました。しかし、この文を読んで考えの幅が広まりました。 改めて「子どもたちの本来持っている優しさや思いやりを引き出すのは、教師の環境づくり次第なのだ」と感じました。実際に教育実習で教室の様子を見たとき、「クラスの雰囲気が冷たい」「子ども同士があまり関わろうとしない」と感じる場面が確かにありました。
しかし、この文章にあるように、それは「子どもたちに思いやりがない」のではなく、「思いやりを発揮する場が不足している」のかもしれません。例えば、日常の授業や活動の中で、お互いに助け合ったり、誰かのために動いたりする機会を意識的に作ることで、子どもたちは自然と思いやりを示すのではないかと思えました。その一つの方法として、文中にある「クラス会議」はとても有効だと感じました。子どもたちが安心して自分の気持ちを話し合い、クラス全体で助け合う場があれば、「他者への関心」が自然と育まれると思ったからです。
教師として、「子どもたちが冷たい」と感じるのではなく、「どうしたら温かい関係を築けるか」を考え、学級経営をしていくことが大切だと学びました。私も将来、自分の教室に「助け合う場や時間」を意識的に作り、子どもたちが「明日も行きたい」と思えるような学級づくりをしていきたいです。人との直接的な関わりを持つことが少なくなったり、どうしても浅い人間関係になってしまう状況が多い中で暮らしている子ども達には、まず、思いやりの心を発揮できる場を意図的に提供することも必要になる。子供のころだからこそ経験させるべき感情なのかもしれない、必要なのかもしれないと新たな視点を持ちました。(石川)