研究室日記

2025年4月19日仕事日記

公開日
2025/04/20
更新日
2025/04/20

仕事日記

 午前中は4月30日に訪問するいなべ市立藤原小・中学校での講演プレゼンづくり。いただいたテーマは「対話」。最新情報も入れて、様々な視点から「対話の重要性とその方法」を伝えることができるように構成。


 9時30分に「こまきこども未来館」に出向き、「キャリア教育に活きる!仕事ファイル」全52巻寄贈。この本には僕も関わらせていただいていて、思い入れがある本。僕の手元にあるより、一人でも多くの子どもたちに見てもらった方が良いと考えてのこと。体験ひろば運営の中心者(前田さんと古谷さん)と意気投合したこともあってのこと。どのような活用をしていただけるか楽しみにしたい。


 12時15分に家を出て、なごのキャンパス(写真)に向かう。今年度第1回ネタ研情報交流会(主催 一般社団法人 未来を拓く学校づくり研究会 ちなみに僕は代表理事)に参加。新メンバーもいて、ますます話題が多彩になる予感。ちなみにグループチャットに次の振り返りを投稿。


 みなさんの発表を聞きながら、あらためて、「このような子どもを育てたい」という教育観の大切さを感じました。私が若い頃は、「玉置の数学授業を受けると高い点数がとれる!」と言われたいことが先行して、「子どもの数学的な見方や考え方を育てよう」などと、まったく思っていませんでした。もともとそのような発想がなかった自分です。30歳前半に、今は亡き大西貞憲さんから、「玉置さんの数学授業を見ていると、考え方を育てようという雰囲気がないことが残念です」と言われ、ようやく点数向上主義ではいけないと感じ入ったのです。それから随分と数学授業が変わりました。子どものつぶやきも褒めることが多くなりました。附属中に異動となり、教えなくても数学ができる子どもばかり(高い点数をとれる子ばかり)との出会いから、数学的見方・考え方に気づかせ、その価値を共有しない限り、良い授業にはならない(子どもも授業に乗ってこない)と思い、必死に勉強したことを思い出します。