第1回教師力アップセミナーでの学び(森山・河上・池田)
- 公開日
- 2025/05/22
- 更新日
- 2025/05/22
学生の学び
こんにちは!10期生の森山です。今回は5月10日に行われた第1回教師力アップセミナーでの学びを記事に書かせていただきます。第1回教師力アップセミナーでは赤坂真二先生にご講演いただきました。
○学級適応感と共同体感覚
子どもが幸せと感じるためには共同体感覚が深く関わっていると学ばせていただきました。共同体感覚は人とつながっている感覚です。友だちと遊ぶこと、協力することなど、人とつながることで子どもは幸せと感じるのだと学びました。そしてその人とつながっている感覚(共同体感覚)を高めるためには学校適応感を高める必要があることに私はなるほどなと思いました。子ども同士がかかわる際のポイント、例えば相手の話を聞く時や、自分の考えを話す時に意識することを教師が伝え続け、学級全体でできるようにすると良いと思いました。子ども同士がかかわり方を学んでいくことで、よりよいかかわりができ、学校適応感は高まっていくのだと思いました。
○つながり
私は、今回の赤坂先生のお話から、「つながり」がキーワードなのだと感じました。子どもたち同士が授業や普段の生活でつながることで、一人ひとりが大切な存在なのだと感じでもらいたいと思いました。つながるためには教師がかかわり方などを教えていく必要があると思いました。人とつながる力は、子どもたちに幸せをもたらすだけでなく、これから先、様々な状況を乗り越えていく子どもたちにとって武器になるとも思いました。
私は、人とつながることを学級経営で大切にし、自分のことも相手のことも大切にできる子どもたちを育てたいと思いました。赤坂先生のご講演を拝聴させていただいたのは今回で2回目ということで、大学生の間に2回もこのような機会をいただけて幸せだなと感じました。赤坂先生、素敵なお話をありがとうございました!(森山)
お久しぶりです!10期生の河上です。今回は、今年度第1回目の「教師力アップセミナー」での学びを記事にしていこうと思います。第1回目の講師は赤坂真二先生で、演題は「The学級経営〜子どもも先生も幸せに包まれる教室をつくるために〜」でした。今回も赤坂先生の“赤坂ワールド”全開で、あっという間の2時間でした!その中でも特に印象に残ったことを書いていこうと思います。
【遠心力と求心力】
現代社会は変化の時代であり、それに伴って「遠心力」が高まっていくと赤坂先生はおっしゃっていました。遠心力が高まると、人と人とのつながりが希薄になり、個々がバラバラになってしまいます。そんな時代だからこそ必要なのが「求心力」です。
幸せに包まれる教室をつくるためには、この遠心力と求心力のバランスがとても重要だということを学びました。そして、それは自分の学級だけで完結する話ではなく、学校全体でチームとして、組織として意識していかなければならないということも教わりました。つまり、子どもの幸せは学級だけでなく、職員室、学校全体から生まれるということです。
【子どもの幸福度を高める】
赤坂先生は「共同体感覚が高いと、生活の充実感が高まる」とお話されていました。共同体感覚とは、簡単に言えば「人とつながっているという感覚」のことです。つまり、人との関わりやつながりは、ウェルビーイングや幸福度と深く関係しているのです。そして、その共同体感覚を高めるには、まず学校への適応感が必要であり、適応感を高めるためにはソーシャルスキルが大切になります。例えば「相手の話を最後まで聞く」「相づちを打ちながら聞く」など、基本的な対人スキルがその鍵です。
私はこの話を聞いて、当たり前のことを当たり前にできるようにしていくことが、みんなの幸せにつながると改めて実感しました。人との関わり、そしてそのつながりを学級経営の中で丁寧に築いていくことの大切さを強く感じました。
今回も本当に多くの学びがありました。赤坂先生、ありがとうございました!大学生のうちに2回も赤坂先生から直接学べたことは、私にとって大きな財産です。そして、このような学びの場を作ってくださった玉置先生にも感謝の気持ちでいっぱいです。これからも学び続けていきます!(河上)
みなさんこんにちは!10期生の池田です。今回は赤坂先生のお話のなかで感じた,、教師になる上で一番大切にしておきたいことをまとめて2点記事にしようと思います。
一つ目どんな時も児童をみること。経験年数が少ない時には、教材、教え方に関する知識をつけようと必死になってしまいますが、実はそれよりも大切なことは、児童をよく見ることであると教えていただきました。これは教師としてあたりまえのことであると思いますが、教育実習のことを少し振り返ると、教材研究や教え方についてたくさん調べることに精一杯であったことを思い出しました。学級の児童をしっかりと見て捉え、たくさん関わることを大切にしていると、自分が行う下手な授業にも子供たちは真剣に参加してくれました。教師として授業力を向上させることは必要不可欠であるけれど、前提として子どもたちをしっかりと捉え、関わることが大切であると分かりました。
2つ目は価値観を広げることの大切さです。子どもの行動を評価するために、教師の価値観は大切です。しかしその価値観が狭いとしたら、児童生徒の行動を褒めたり認めたりするチャンスを逃していることになります。この価値観を広げるために必要なのが、職員室での談笑です。私は正直、自分の仕事をするときは静かな環境で行いたいと思っているため、実習中も自分の配属学級で仕事をすることが多かったです。しかし、赤坂先生のお話を聞いて、職員室での談笑が自分の価値観を広げるヒントが隠されていると知り、周りの先生方とつながることの大切さに今更ながら気がつきました。
教師となってからだけではなく、学生である今も、仲間とつながることを大切にしなければならないと思いました。教師同士の価値観が増えることに繋がり、子供たちにそれが還元されて行きます。自分が教師となった際にもそのような時間を大切にし、様々な視点を持てるようにしておきたいです。
今回も学びの濃い時間を過ごさせていただき感謝の気持ちでいっぱいです。来年、自信を持って教壇に立てるように、今後も学び続け、教師力をアップしていきたいと思います!(池田)