【岡崎・城北中】「責任ある情報発信」についての授業(1年生)
- 公開日
- 2009/09/07
- 更新日
- 2009/09/07
愛知1200校の取り組み
本校では、1学期に「責任ある情報発信」〜メールの正しい受け取り方、対処の仕方について考えよう〜というテーマの授業を1年生対象に行った。
まず、事前に行った携帯電話のアンケートの考察を聞くことから始めた。
次に、メールの良さについて考えさせた。「相手が忙しくても送ることができる」「返信が簡単にできる」「日頃伝えられないことでも伝えられる」などの意見が出された。
ここで、スカイメニューを活用して、数人に虚偽内容のメールを送った。すると、受け取った生徒は周りの友達にその内容を教えてしまう様子が見られた。(これがメールの悪い点でもあるが…)
これを受けて逆にメールの悪い点について考えさせた。「相手が見えない状態で会話するので誤解を招く」「虚偽の内容も信じてしまう」「使いすぎて依存してしまう」などの意見が出された。
メールの良さ・悪さを共通理解したところで、善意系のメールを電子情報ボードで提示した。(実際にあった輸血の話である)回す・回さないかをスカイメニューのアンケート機能を使って集計し、結果を電子情報ボードに示した。圧倒的に「回さない」という意見が多かったが、「回す」という意見もあったので、双方意見交流をさせた。なぜ回すのか、なぜ回さないのか、活発な意見交流ができた。
最後に、この善意系のチェーンメールの結末(輸血をする人が病院に集まりすぎて、病院の業務が一時停止してしまった)を補足した。良い内容のメールでも、よく考えてから対処しないとトラブルの原因になることを生徒は知ることができた。対処の仕方として、先生や親に相談する・携帯会社のメールポストを利用するなどを教え、授業をまとめた。