国語に関する世論調査「情報機器と言葉:電子メール)
- 公開日
- 2009/09/18
- 更新日
- 2009/09/17
お役立ち情報
文化庁が9月4日に「国語に関する世論調査」を発表しました。「情報機器と言葉」という調査項目もありました。今回はその中から、電子メールについての項目を紹介します。
<問> ふだん,電子メール(携帯電話でのメールも含む)を使っているか?
<分析>
— 6割を超える人が電子メールを使用。平成15年度調査から15ポイント増加 —
〔全体・過去との比較〕
ふだん,電子メール(携帯電話でのメールも含む)を使っているかを尋ねた(選択肢の中から一つ回答)。結果は以下のとおり。
「使っている」と答えた人が6割を超えた。同じ問いを立てた過去の調査結果(平成12年度,15年度調査)と比較すると,「使っている」を選択した人の割合は,平成15年度からは15ポイント,平成12年度からは37ポイント増加している。
<問> どんな機器を使って電子メールをやり取りするか?
<分析>
— 電子メール利用者の9割強は,携帯電話を使ってやり取りをしている —
〔全体〕
問17で「使っている」を選択した人(62.6%)に,どんな機器を使って電子メールをやり取りしているかを尋ねた(当てはまるものはすべて選択)。結果は以下のとおり。
「携帯電話」と答えた人の割合が9割を超えている。
・携帯電話 92.2%
・パソコン・ワープロ 48.8%
<問> 電子メールでどのような表現を使うか(パソコン等/携帯電話)
<分析>
— 携帯電話では,7割を超える人が「手紙よりくだけた表現」 —
電子メールを作成するときにどのような表現を使うか,「パソコン・ワープロ」と回答した人,「携帯電話」と回答した人,それぞれに尋ねた(選択肢の中から一つ回答)。結果は以下のとおり。
パソコン・ワープロを使ってメールをやり取りすると答えた人のうち,5割を超える人が「手紙などに用いている表現と同様の表現」を選択した。一方,携帯電話を使ってメールをやり取りすると答えた人では,7割を超える人が「手紙などに用いているよりもくだけた表現」を選択している。
以上です。