i-モラル日記

【小牧・桃ヶ丘小】情報モラルの指導計画を組み込んで実施しています

公開日
2010/01/06
更新日
2010/01/06

愛知1200校の取り組み

 本校では,総合的な学習の時間の中で,情報モラルの指導計画を組み込んで実施している。使用している教材は,発見島「情報モラルNavi」,ドコモ「ケイタイ安全教室」,小学館のHPなど,学年の実態に合わせていろいろである。低学年でも,コンピュータソフトを使用した図工作品集の表紙作りやカード作りなどを行っているので,そんな時には「人の作品(データ)を大切にする」とか,「人のフォルダを勝手に操作しない」などの注意をしている。また,「もらってうれしいと思う手紙と嫌な気分になる手紙」「誰からかわからない手紙が来た時の気持ち」など,日頃の生活や授業の中でも機会をとらえて指導を進めている。
 5年生国語科の単元に「考えをまとめて書こう」がある。生活の中にある各種の通信手段には,それぞれ「どんな良さや問題点があるか」を自分の考えで整理して,分かりやすく文章にする学習を行う。その中で,特に比較対象として取り上げられていた手段が「電子メールと手紙」であった。そこで,それに関連して,以前に情報モラル教育講演会で発表されたDVDを使った情報モラルの授業を行った。(写真)
 高学年の女子3名が携帯電話メールのやりとりで,友達からのメールを勝手に切り取って転送してしまい,ケンカになる話や携帯電話に送られてきたHPアドレスにアクセスして,不正請求を受ける話。また,顔が見えない相手とライブに行く約束をする話などを視聴した。その後の話し合いで,「携帯電話やパソコンは便利だからこそ,多くの人が利用し,悪いことにも使われるから,安全に使用したい。」「(メールに書かれている)文章がやさしくても,悪事をたくらんでいることもあるので,難しいなと思った。」「困った時は,すぐに家族や先生に相談する。」などの意見が出された。
 メールやインターネットはコミュニケーションツールとして優れているが,思わぬ犯罪やトラブルに巻き込まれる危険性があることを児童たちによく知らせ,それらへの対処法を継続的に指導していかなくてはならないと思う。