【豊田・小渡小】「ネット依存症の入り口に立っているんだよ」
- 公開日
- 2010/05/24
- 更新日
- 2010/05/24
愛知1200校の取り組み
豊田市立小渡小学校では、5年生がネット依存症について情報教育指導員と一緒に考えた。5年生は、元気いっぱいの学年で普段から友達と外で遊ぶことが大好きである。高学年になり、ネットゲームなどを通じてインターネットと接する機会が多くなってくる時期である。そこで、インターネット使用の導入段階において、ネット依存症についての授業を実施することにした。
教材はインターネット上のサイト「ネット社会の歩き方」に掲載されていた「ネット依存に注意」を活用し、教材に出てくる人物を役割演技しながら読み進めていった。登場人物がネット依存になる変化を、子どもたちは真剣な眼差しで見つめていた。ネット依存の恐ろしさを多少なりとも感じている様子であった。
授業の後半に、ネット依存が原因で起きた身近な事件を情報教育指導員が伝えると、子どもたちの顔もいよいよ真剣なものに変わっていった。
授業の終わりには、「ネット依存症チェック」や、「ネット依存って何?」「ネット依存になる原因は?」など授業のまとめを行い、ネット依存にならないためにどうするかを話し合った。
情報教育指導員の言葉で印象に残ったものがある。「君たちはネット依存症の入口に立っているんだよ。」という言葉である。子どもたちにも現実味を伴って、ネット依存のことを伝えることができた言葉であると感じた。
本授業で活用した「ネット社会の歩き方」には、様々な教材、そしてワークシート、指導案も掲載されているので、参考にしてみると良いと思う。