上海万博のテーマソングの盗作疑惑を取り上げ、６年生を対象にした「今の情報モラルとは」というテーマで授業をおこなった。ネット上でのテーマソングの配信が停止になったり、○○さんの曲も売り切れ状態であったため、実際に聴き比べることができなかった。だからこそ、自分たちでしっかりと聞いてみるまでは、断定できないということを念頭に置いた。新聞の朝刊の記事に対しての感想は、いろいろな意見がある中、「早く真実が知りたい」とか、「本当だったらまわりに申し訳ないのでは」というものもあった。
　続いて一般論に戻して、「真似をするということをどう思うか」ということに質問に対しては、「真似された人に失礼」「許可を得ないといけない」という意見が多くあった。また、「気付かずに自分が真似していたら」という質問い対しては、「謝る」「すぐ使わないようにする」などの意見がすべてを占めた。最後の感想では、「自分で新しいものを作りたい」「自分で改良したい」という意見とともに、「社会問題の一つを知りました」や「これだけでは、なかなか決めつけられない」という意見があった。「盗作や真似はしないように気をつけたい」という意見とともに、「これだけでは判断できない、もっといろいろな情報を得られない」というように、情報はしっかりと精査したいという思いを持たせることができた。