【豊明・大宮小】携帯電話を使用する際のルールやマナーについて学習しました
- 公開日
- 2010/09/13
- 更新日
- 2010/09/13
愛知1200校の取り組み
5年生になって、まだ少数ではあるが、自分用の携帯電話を持つ児童が増えた。まず、携帯電話を使用する際のルールやマナーについて学習した。内容は、携帯電話本来の利用を適切に行うこの便利さと同時に、児童にとって身近になりつつあるプロフィールサイトや出会い系サイトのおそろしさについて、指導用ビデオを試聴した後、話し合いを通した学習活動を行った。
児童の感想には、「プロフはどこの誰に見られているか分からないし、少しの情報でも、すぐに他人の情報を探せてしまうことが分かり、本当に怖いと思う。」「自分からあやしいと思ったサイトには関わらないようにしたい。」など、携帯電話を正しく使っていくことの再確認ができた。
次に、携帯電話の安全な利用と各家庭におけるルールづくりの必要性について学習した。児童からは、「使いすぎない」「不適切なサイトにアクセスしない」「よくわからないメールには返信しない」などの意見が出た。
携帯電話は便利なものであるが、使う人自身の意識のもち方や使い方についての納得できるルールづくりが大切であることを確認した。
本実践を行った学級は児童の約1割が自分専用の携帯電話をすでに持っている。この割合は進級していくに従って、確実に増加していくだろうと思われる。近年、ケータイによって、子どもたちが犯罪などのトラブルに巻き込まれ、被害者にも加害者にもなってしまうことが心配されているが、トラブルの多くは、ケータイのマナーやルール、正しい使用法などを守ることで防げると考えられる。その前に今回のような授業を行い児童一人ひとりが考える機会をもったことは、意義が高いと考える。
これからも、子どもたちがトラブルに巻き込まれないように、子どもたちが携帯電話とうまくつきあう力を身につける学習指導を続けていきたい。