i-モラル日記

【豊田・岩倉小】「他人の著作権を大切にすること」

公開日
2010/09/28
更新日
2010/09/28

愛知1200校の取り組み

 6年生の男の子たちが、R4やマジコンという単語を話しているのを聞いた。それらは、DSやPSPなどのゲームソフトをコピーできる機器である。流通価格は1000〜3000円程度である。現在、インターネット上に、ゲームソフトのデータが違法に公開されている。検索サイトであるキーワードを入れて検索すれば、小学生でも容易に見つけ出せる。子供たちはそのデータをダウンロードすれば、R4やマジコンに何度でもコピーでき、本来3000〜5000円するゲームソフトがほとんどただで手に入るのである。
 残念なことにR4やマジコンに類似した機能を持つ機器が子供たちの間で広く知られており、実際に使っている子供が何人もいることが分かった。彼らは自分たちが著作権の侵害に荷担していることや、ひいては自分たちが大好きな日本のゲーム産業を、自分たちで衰退に追い込んでいることに気付いていない。
 このような現状を改善するために、まず、著作権が何なのかを学習した。
初めに、社団法人著作権情報センターが発行する「コミックでわかる著作権 おじゃる丸」を、大型ディスプレイに映してみんなで読んだり、著作権情報センターのインターネットサイトでより詳しく著作権を学んだりした。いくつかの違反事例に心当たりがある子もいた。
 次に、なぜ著作権というものがあるのか、もしなかったらどうなるのかを、ゲームを例にして考えさせた。R4やマジコンを知っている子がすぐに「コピーしまくりだ」と答えた。それに対して「いいね、それ」と反応する子もいたが、ほどなく、ゲームを作っている人たちの存在に気付いた。子供たちは、「ゲームが売れないと給料がもらえなくなる」「会社が潰れちゃう」「もしゲーム会社が全部潰れちゃったらゲームができなくなる」と、次々つぶやきだした。「最悪の事態」を想像して、子供たちは驚いていた。
子供たちは、他人の著作権を大切にすることが、自分にとっても大切であることに気付けただろう。