【岡崎・矢作東小】「その写真、勝手に使っていいの?」…著作権について学びました
- 公開日
- 2010/09/30
- 更新日
- 2010/09/30
愛知1200校の取り組み
小学校高学年になると、図書やインターネットなどを利用して課題について調べる機会が多くなります。調べたことをまとめた児童たちの作品を見ると、利用した図書やwebページから資料や写真をそのまま使わせてもらっていることも少なくありません。
著作権法は教育現場での利用をかなり認めているとはいえ、著作権について知ることは、今の社会においてとても重要です。そこで、6年生を対象に、著作権について学ぶ機会を持ちました。
まず、「わたしたちのWebページ」(広教)というDVD作品を全員で視聴し、「他者の所有物である写真をwebページに掲載した主人公が、なぜ怒られたのか」について考えました。「誰でも自由に見ることができるwebページに載せたのがいけないのでは。」「許可をもらっていないから怒られたのでは。」といった意見が交わされる中、一人の児童が「人の物には著作権があるよ。」と発言したことで、全員が「著作権」というものの存在に目を向けることができました。
次に、著作権法の内容をわかりやすくまとめたプリント資料を手がかりに「主人公は、どうすればよかったのか」について話し合いました。その中で、「他者の所有物を使いたいときには、許可をもらう必要があること」「掲載する際には、出典を明らかにすること」といった、著作物利用のルールを確認し合いました。
授業を通して、多くの児童が「インターネットで見つけた写真や資料を自由に印刷して調べ学習のまとめに使っていたけど、持ち主の気持ちや著作権を考えて利用しないといけないとわかりました。」という感想を持ち、自分の経験を踏まえて著作権について理解を深めることができました。