【岡崎・岩津小】発信する時に気をつけることを考えさせました
- 公開日
- 2010/10/04
- 更新日
- 2010/10/04
愛知1200校の取り組み
職員に携帯電話の使い方を指導するように呼びかけをし、5.6年生を中心にケータイ電話の保有調査と使い方の指導をした。
アンケート調査をしたところ、5年2組の携帯電話の保有率は約4割。親の携帯を共同で使うなどして、携帯電話を日常的に使うという子も合わせると、役7割が携帯電話を使って生活していることが明らかとなった。そこで、携帯電話を正しく使うための授業をすることにした。
テーマは、「情報を発信する時に気をつけること」とし、教材として『春野家ケータイ物語』の視聴を取り入れた。メールなどでいつでもどこでも情報が発信できる便利さを確認したあと、送る際にどんなことに気をつければ良いのか考えさせた。また、実際にコンピュータを使って友達同士でメールの交換をした。その時、教員機からも匿名のメール(件名に名前を書かない)を送り、「今日の先生の服変だよね〜。」など、教師の悪口と捉えられるメールをこちらから送信し、反応を見た。しばらくすると、メールを打ちなれてきた子から、「先生のセンスはおかしい。」などといったメールが友達同士の間で飛び交うようになった。活動をやめた後、どんなメールをしたのか発表し合う場を設けたのだが、そこで先生の悪口が回っていたと発表する子が出た。どんなメール?と問い返すと、「服がかっこ悪い、というメール。」と答えた。
ここで、最初に悪口メールを送信したのは実は先生だということをバラし、もしここで他の誰かの名前を出していたら、みんなはどうなったのかな?名前を書かれた人はどうなるのかな?という発問をした。しばらく考えた後、ある児童が、「メールをしていたら楽しくなってきた、つい悪口みたいなことを書いてしまった。」と言った。また、他のある子は、「誰かが悪口を言っていたので、私も別に言ってもいいかなと思った。」と言った。簡単なメールでも、顔を見ないで楽しくやりとりしているうちに、つい誰かの悪口になってしまうことがあるということを押さえ、メールを使って情報を発信する時に気をつけることを考えさせた。
まとめの感想では、「軽はずみで送ってしまうことは控えようと思う。」「よく考えて送るようにしたい。」というものがあった。