i-モラル日記

【刈谷・東刈谷小】6年生対象「著作権」についての授業

公開日
2010/10/19
更新日
2010/10/19

愛知1200校の取り組み

 高学年では、人気のあるアイドルや音楽、漫画などに興味を持つ子が増えています。携帯電話やパソコンを使って、インターネットで情報を検索したり、ミュージックプレイヤーを使うために音楽をダウンロードしたりしている子もいます。このように、子どもたちは、多くの情報に簡単にアクセスできるものや、インターネット上の情報を取り込んで利用するものを今や当たり前のように使用しています。そうした環境の中で、子どもたちは時として、安易な考えから他者の権利を侵害してしまう危険性も考えられます。自分の利益だけでなく、その情報を作った人(著作者)の思いや利益、権利を守る法律にも目を向けさせたいと考えました。
 今回の授業では、インターネットを利用して情報を得る際、著作権の考え方を知り、日々の生活に生かせるようにしたいと考え、別の授業で描いた子どもたちの作品を取り上げ、著作権について考えさせる機会を持ちました。絵を描いた子の思いや願いを考える中で、子どもたちの意識を画像の権利に向けさせ、動画や音楽、文章にも著作権があることに気付かせました。子どもたちは、教師が作成した指導用のホームページにおいて、自分たちの作品が勝手に使われたと知ると、「嫌な気持ちになる」「一言言ってほしい」などの感想を発表していました。その後も、子どもたち同士で意見交換を行い、様々な立場からの意見を出し合い、考えながら著作権についての理解を深めていきました。子どもたちは、この授業の中で著作権の考え方を知り、著作権を守ろうとする気持ちをもつことができたのではないかと思います。
 本校では今後も、児童の実態に合わせた情報モラル教育を継続していく予定です。