【豊田・佐切小】「チェーンメールへの対処」
- 公開日
- 2010/10/27
- 更新日
- 2010/10/27
愛知1200校の取り組み
本校ではチェーンメールの存在を知っている児童はいない。そこで、チェーンメールについて、その危険性を教え、メールについての正しい知識を身に付けるようにし、情報化社会の正しいモラル意識を高めていく。
10月下旬に5・6年生10名を対象に、チェーンメールへの対処について、電子黒板で「不幸のメールってほんとう?」というタイトルのビデオの視聴を行った。ビデオに登場する「みほ」は、「このメールを次の10人に送らないと不幸になる。もし、送らなかったら、誰が止めたか分かる仕組みになっているよ」というメールを見て怖くなり、友だちにメールを転送してしまった。その「みほ」の行動について話し合うと、全員が「自分が不幸になりたくない」「自分が止めたことが分かると、不幸になると思ったから」と答えた。だまされてしまう人間の心理について理解できていた。また、「このメールが届いたらどうするか?」という質問には、全員が「転送しない」と答えた。その理由として、「友だちに迷惑がかかる」「でたらめな内容で信用できない」「だれかに広まってどんどん続くから。」などを挙げていた。
10人にメールを送るとたちまち膨大な数になることが理解できた。また、それによって、大事なメール(例えば緊急のメール)が届かず影響が出ることやそうしたチェーンメールを信じて傷ついたり、事件に巻き込まれたりするなどの被害を被っても、責任をだれも取らないことも知ることができた。自分がこうしたメールをすぐ削除することや見ない、絶対に転送しないことをしっかりと意識づけることができた。