【豊田・童子山小】その情報、本当に信じてだいじょうぶ?
- 公開日
- 2010/11/04
- 更新日
- 2010/11/04
愛知1200校の取り組み
子どもたちはコンピュータを利用した活動がたいへん好きであり、学習はもちろんのこと、遊びや趣味のツールのひとつとしてコンピュータ、とりわけインターネットを日常的に利用している児童も多い。しかし、その情報の信憑性について考えた経験はほとんどなく、見たままをすべて受け入れてしまう傾向があった。
そこで、児童が実際にコンピュータを操作しながら、ホームページ上の情報はすべて正しいものとは限らないことを体験的に理解し、情報を活用する際に気をつけていきたいことを考える授業を行った。誤った内容を掲載した擬似ホームページを校内LAN上で閲覧したり、情報の新旧によって内容が異なる場合があることを、実際のホームページで確かめたりした。そして、その後、情報を活用するときに気をつけたいことを話し合った。子どもたちからは、「いろいろなホームページの内容を見比べるとよい。」「ホームページだけでなく、本など、他の資料も利用する。」「信用できるホームページを利用する。」「いつ、載せられた情報なのかを確かめる。」などの意見が出され、正しい情報の取捨選択について、考えを深めることができた。また、「聞いた話やうわさ話などを、簡単に信じたり、広めたりしないようにしたい。」という、情報を発信する側に立った留意点について意見を述べる児童もいた。
日常的にコンピュータに親しみ、ネット社会の中に身を置いている児童にとって、情報モラルを扱った学習は不可欠である。急激に変化している情報社会で、適切に情報を活用したり、発信したりすることのできる児童の育成を、これからも目指していきたい。