【江南・古知野北小】1年生「迷惑電話の対処法について学びました。」
- 公開日
- 2010/11/19
- 更新日
- 2010/11/19
愛知1200校の取り組み
古知野北小学校では,情報教育に関する指導計画の中に,情報モラルに関する内容も位置づけ,児童の発達段階をふまえて指導にあたっています。そこで今回は,1年生で取り組んだ実践事例を報告します。
本学級の児童27名に,事前調査をしたところ,1人で留守番をしたことがある児童は9名,そのうち1人で留守番をしているときに電話に出たことがある児童が1名いました。
その後,知らない人から電話を受けた経験について話し合いました。知らない人からの電話を受けた児童はいなかったので,迷惑電話について,簡単に説明しました。
次に,知らない人から電話がかかってきた場面を想定し,どのように対応したらよいか考えました。そのような経験がない中でも,児童なりに考え,「電話を切る」とか「相手の名前を聞く」などの意見が出されました。
さらに,生活訓練教材用の電話機を使って,家の人が誰もいないときに,知らない人から電話がかかってきた場面のロールプレイングを行いました。先ほどの話し合いをもとに行いましたが,いざ実践となると緊張してしまい,なかなかうまく話すことができないと,改めて感じました。
今はまだ低学年で,1人で留守番をすることはそれほど多くありませんが,共働き家庭が半数近くいることから,今後学年が上がるにつれ,そのような機会が増えることも考えられます。
今回の授業を通して,むやみやたらに自分や他人の個人情報を話してはいけないことを,低学年の子なりに理解できたようです。今後も,手紙などの住所や名前を扱う学習の中で,随時触れていきたいと考えています。