i-モラル日記

【豊田・新盛小】情報モラル授業「著作権について」

公開日
2010/11/26
更新日
2010/11/26

愛知1200校の取り組み

 現在、家庭ゲーム機のソフトのデータがコピーできる違法なソフトが出回っている。新盛小の子どもたちもそのソフトの存在を知っている。ゲーム機だけでなくCDも簡単にコピーができるようである。今回は3・4年生を対象に情報モラル教育として著作権について授業を行った。
 まず著作権の意味について、作品には全て権利があり、それを無断で使用してはいけないことを学習した。著作権とはいつまで続くのかという質問が出た。すぐに権利がなくなると考える子、一生残ると考える子がいた。50年間権利が発生していると聞き、子どもたちは驚いていた。
 次に以下のマークについて学習した。子どもたちは著作権のことを最近では、「コピー=複製」「ライト=権利」ということ、マークの後に人の名前や会社の名前が書かれていることを知った。そして、教室内でマークのついている備品を探してみると、教科書、辞書などたくさん見つけることができた。ほとんどのものに著作権があるということを子どもたちも理解することができた。
 最後に、文化庁のホームページに寄せられている質問を見たり、著作権クイズを解いたりしながら学習をした。学校の授業などでインターネットから画像や資料を使用したい場合には特別許可はいらないということを学習した。運動会などのBGMなどの音楽についても同様であることにも触れた。そして例外はあるが、基本的にはコピーすることは犯罪であるということを子どもたちは学んだ。
 子どもたちからは、「授業で作った作品にも著作権があり真似をすることは犯罪になるんだ。」「コピーは簡単にできてしまうけれど著作権に気をつけたい。」という感想がでた。これからも情報モラル教育を計画的に行い、意識を高めていきたい。