i-モラル日記

【豊田・野見小】「肖像権・著作権について デジカメでの撮影 操作とルール」

公開日
2010/12/01
更新日
2010/12/01

愛知1200校の取り組み

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1 授業・活動のねらい
・著作権について知る。
・デジカメの簡単な仕組みと写真を撮る操作を知る。
・写真を撮るときのルールを知る。
2 実践内容
(1)授業・活動の内容(教科・単元等)
 2年生の生活科の単元で町探検の授業を行った。自分たちの住んでいる町にあるいろいろなお店や施設に行き、自分たちが疑問に思ったことや知りたいと思ったことをインタビューしたり、見たいところを写真に撮ったりする活動を行った。その後、インタビューしたことを記事として書き、撮影した写真をプリントアウトして模造紙や画用紙にまとめた。
 子どもたちは、実際に町探検に行く前に、デジカメの基本的な操作と撮影する際のルールについて学習した。写真を撮影するときのルールは、著作権や肖像権にかかわる。そのため、2年生にわかるように、
・人や物の写真を勝手にとってはいけない。(肖像権)
・撮った写真を勝手に使ってはいけない。(著作権)
のように、簡単にして説明した。その後、写真を撮るときには、
・写真を撮っていいか許可をとる。
・撮った写真を何に使うのか説明する。
の2点をルールとし、町探検の際、インタビューをする地域の方に失礼がないよう、練習を行った。

(2)授業の様子
 子どもたちは、肖像権と著作権について初めて知り、驚いていたようだが、写真を撮影するときのルールを明確にし、インタビューする際のマナーとともに実践に即した形で行った。1対1で練習し実際に写真を撮影したので、どの児童も意欲的に行っていた。
A「こんにちは。わたしは野見小学校2年生のAです。少しお時間いいですか。」
B「いいですよ。」
A「Bさんの写真を撮らせていただいてもいいですか。」
B「いいですよ。」
A(実際にデジカメを操作し、写真を撮る)
A「インタビューしたことを学校に戻ってからまとめたいのですが、インタビューし
た内容と今日撮影した写真をまとめに使ってもいいですか。」
B「どうぞ、使ってください。」

3 実践を終えて(成果と今後の課題)
 町探検でのインタビューという実際の活動に際して行ったということで、非常に効果的であった。写真を撮るだけでも、そこにはルールが存在し、肖像権や著作権などの権利が存在するということを学習させることができた。あらゆる教育活動の機会において、情報モラル教育を行う機会があると感じた。