【岡崎・夏山小】 「肖像権」について学習しました
- 公開日
- 2010/12/03
- 更新日
- 2010/12/03
愛知1200校の取り組み
本校では自分のデジタルカメラを持っている子こそいないが、高学年になるとほとんどの子が保護者のデジタルカメラや携帯電話で家族や風景を撮った経験があると言っている。また、子ども達によれば、「DSi(携帯型ゲーム機)で撮った写真に落書きをすることもある」そうだ。
簡単に写真撮影ができる環境下で育っている子ども達に「肖像権」という概念を与え、撮影時にも相手の気持ちを考えた行動ができるようになってほしいと考え授業を行った。
まず、題材として使用したのは広教の「事例で学ぶNetモラル」である。この授業のまとめの感想では、写真を大勢の前で提示する前に、写っている子に『この写真、使ってもいい?』と尋ねることが必要」という意見が出た。
その後、実践として校外学習に出かける際にデジカメを持たせることにした。事前学習で“デジカメを使う時に自分が気をつけなければならないこと”について話し合わせると、子ども達は「人を勝手に撮ってはいけない。撮られた人が嫌な気持ちになるかもしれないから」と言っていた。実際でも、校外学習で人を写さないように子ども達は気をつけて撮っていた。
写真に関する肖像権の学習を通して、写真撮影や写真使用の際には相手(被写体になった人)の気持ちを考えて行動しなくてはいけないことを学ぶことができた。