i-モラル日記

【安城・安城南中】情報モラル教育の実践

公開日
2011/01/11
更新日
2011/01/11

愛知1200校の取り組み

1 実践(2年の実践)
(1)扱った情報モラルの内容と参考にした資料
「情報モラル」指導実践キックオフガイド」日本教育工学振興会
htt://www.japet.or.jp/moral_guidebook/の資料を参考にした。この資料には情報モラルと多くの資料と各学年の教科や実態に合わせた指導案が連載されている。今回の2年生の実践には「情報の信ぴょう性」「ルールとマナー」「著作物」「携帯電話の利用」などでこの資料を参考し、授業を行った。
 資料1にあるように「情報モラルチェックシート」でまずは、情報モラルに対してどのくらい意識をしているのか調査した。調査の結果多くの生徒は情報モラルが身近な問題であり、トラブルに巻き込まれたしまった経験ある生徒もいた。技術の授業でも「情報とコンピュータ」の領域で情報モラルを取り扱うこと単元があるので、参考にした。 技術の分野では「情報モラルとコンピュータの利用」で単元を組み、人権のプライバシー、個人情報の保護、著作権の保護、情報の信頼性、不正進入、コンピュータウイルス等を取り扱う学習を行った。
(2)授業の様子と生徒の感想
 生徒の多くは携帯電話を持っていたり、インターネットを利用したことがあったりと、身近に情報モラルを取り扱うことが多い。その中でも、チェーンメールやメールでの誹謗・中傷の携帯電話に関するトラブルに巻き込まれてしまった生徒がいる現状であった。中にはチェーンメールが来たら次に送らなければいけないと思っている生徒もいた。やはり、具体的な対処方法として、チェーンメールがきたら友達に送らない、無視するという例を出し、その対応方法を考える場も必要だと感じた。
 また、著作権の学習をしている際には、実際に裁判にもなった「ドラえもんの最終回」を出し、勝手に物語を作ること、インターネットに掲載することの問題点を考えた。生徒の多くは大好きなアニメの最終回に興味がある。興味があるから、違法なページを閲覧してしまう落とし穴について学び、情報の信ぴょう性について、考えていくことができた。また、最近問題になっている海賊版のCD、DVD、ゲームなどについても考える機会を設定した。大好きなCDが定価よりもだいぶ安く買える、でもそれは違法であることをお互いに話し合った。海賊版を購入することは自分の好きなアーティーストにも迷惑になるというに理解をした。この問題でも、自分の興味本意な行動や個人の利益だけを求める怖さを学ぶことができた。ここでもやはり情報モラルは、まずは、個人が意識をしていかなければいけないと実感した。
(生徒の意見)
 今回授業を受けて、知らない事ばかりでした。私は携帯電話を持たせてもらっていなくて、携帯電話は便利でうらやましいと思っていたけど、怖い部分もあることを知りました。情報モラルに意識して上手に利用していきたいと思います。