【豊橋・章南中】インターネット販売の疑似体験を通した情報モラル指導
- 公開日
- 2011/01/26
- 更新日
- 2011/01/26
愛知1200校の取り組み
近年、インターネットを介したトラブルが続発している。その背景にはネットワーク社会の匿名性や機密性が問題とされ、無責任な情報発信が原因にあげられている。
生徒たちは、インターネットや携帯電話でのメールのやり取りを日常的に行っている。また、ネット販売で商品を購入した経験を持っている生徒もいる。幸い、全員無事に商品が届きトラブルにはあっていないが、今後大変なことに巻き込まれる可能性がある。
そこで、3年の技術科の授業で、フリーソフトウェア「ネット社会の歩き方」使用し、インターネット販売を疑似体験させ、便利さとトラブルの解決方法を考えさせた。
生徒たちの授業の感想には、次のようなものがあった。
・インターネット販売は、値段が比較できて便利なので、よく利用しています。今まで、商品がきちんと届いていたので安心していました。でも、今日の授業で消費者をだます悪徳業者の存在を知り、驚きました。これからは、気をつけたいです。
・インターネット販売は、使ったことがなかったので、今日の授業でやり方がわかって良かったです。便利さだけでなく、怖さも知ったので、使う機会があったら、親に相談して注文したいです。
・注文の個数をごまかす業者が存在するのを知り、驚きました。注文確認画面を印刷しておくようにします。
この授業を通して、情報化社会の光と影の部分をとらえさせることができた。さらに、ネット社会の中で、個人情報の管理や悪徳商法から自分の身を守り、Webページでの情報収集やネット販売の便利さ、有用性を考えて行動できる生徒を育てていきたい。