【安城・里町小】資料を生かし、校内に広める情報モラル教育
- 公開日
- 2011/01/29
- 更新日
- 2011/01/29
愛知1200校の取り組み
本校では全校で情報教育に取り組みました。
以下の実践は1学期のものですが、2学期にはSEさんの支援のもとで各クラス1時間ずつ情報教育の授業実践をしました。
【2年の実践】
情報モラルの指導を道徳の授業時間で取り組みました。「明るい心」の教科書中から「くろぶたの しっぱい」という資料を用いました。そして、規則の尊重・公徳心について扱うことにより、ルールを守ることを学習させました。
ごみを落とすことはみんなの迷惑になることを知っているが、兄弟がごみを平気で落としているのを目にしているので、いけないと思っていない児童がいました。いけないことでもみんながやっているので、自分もしていいのではないかと考えているように感じられました。そこで、他の児童の振り返りを発表させて、考えの間違いに気づかせるようにしました。
【4年の実践】
安全なネットの使い方を学習させるために、平成17年度に安城市教育委員会指定研究グループのメディア教材制作班が作成したCD資料「まなとまもるのネチケッ島探検」を用いて指導しました。
以前にCD資料を使って学習した経験があるので、児童は抵抗感なく学習に取り組んでいました。今回は、児童一人一人に教材を配布して各自CDドライブにメディアを入れてから使用しました。教材が自動再生できるように作られていたので、難しい操作を必要としませんでした。この教材はネットを安全に使うための一般的な内容がクイズ形式で扱われていたので、児童は興味を持って学習に取り組むことができました。
【クラブ活動での実践】
チャットのマナーを学習させるために、フリーソフトウェアの簡易WEBサーバーとチャットプログラムを使って体験をさせました。
第1時はチャットを用いて自己紹介をさせました。最初は普通に書き込んでいましたが、途中から他人に成りすまして中傷をする書き込みがあったり、顔文字などを多用したりするなどエチケットを守らない不適切な書き込みが多くなりました。そこで、2週間後の第2時では、発言者の名前を発言番号に置き換えたログを提示して、発言内容を客観的にとらえるようにしました。すると、それを読んだ児童から、以下のような発言がでてきました。
・○○はよくないと思う。
・○○○○○は人を傷つけているからひどいと思った。
・○○と書いてあるのがいけないと思います。
今回の授業実践を通してルールを守ってチャットをすることができるようになりました。