【刈谷・刈谷東中】2年道徳 「著作権って何だろう」(情報モラル)
- 公開日
- 2011/02/07
- 更新日
- 2011/02/07
愛知1200校の取り組み
<指導の流れ>
導 入
○アイドル歌手「嵐」の海賊版グッズを手に入れる方法を考える。
→ネットオークションに出品されたが、批判されてすぐに取り下げられた事例を知る。
○「なぜ取り下げたのだろう」→著作権を侵害しているから
○「著作権ってどんな権利だろう」→自らの思想・感情を創作的に表現した者に認められる、それらの創作物の利用を支配することを目的とする権利
展 開
○「著作権はなぜ守られなければならないのだろう」
・法律で決まっているから
・コピーされると売れなくて、作者の利益が減る
・でも僕たちはお金がないからコピーもしょうがないんじゃないの?
・実際、著作権侵害で捕まった人っているの?
○著作権法の罰則を知り、実際に逮捕された事例を知る
・楽曲データのリンク集を作っていた人が逮捕
・発売前のマンガ週刊誌を動画でアップロードした中学生が逮捕
まとめ
○今までに自分が著作権を侵害したことはないか考える
・無料着うたをダウンロードしたことがある
・ピアノの楽譜をコピーさせてもらった
・中国で海賊版のDVDを買ったことがある
○授業の感想を書く
<授業の様子>
導入では、生徒になじみ深いアイドル、嵐の話題を取り上げたことで、生徒は興味を持って著作権について考えることができました。
著作権が守られなければならない理由を話し合ったときには、「守らなくてもいいんじゃないか」という立場からの意見も合わせて考えました。それによって、著作権者の側の立場からの意見も、より際だって意識させることができたようです。
罰則や逮捕事例を紹介したときには、「10年以下の懲役、1000万円以下の罰金」という数字に対する驚きや、中学生でも逮捕されるのだということに、事態の重みを感じた意見が出ました。
<生徒の感想から>
・著作権なんて自分とは無縁のものだと思っていたが、日常生活のすぐそばにあることを知った。今日の授業で、著作権侵害なんてやろうと思えば簡単にできてしまうからこそ、常に頭に入れて生活したいと思った。
・自分がいつもやっていることが著作権侵害かもしれないと知ったとき驚いて、もっと著作者の作ったものを大切にしなければならないと思いました。