【安城・梨の里小】日常生活でのマナー・コミュニケーション
- 公開日
- 2011/02/21
- 更新日
- 2011/02/21
愛知1200校の取り組み
入学した1年生も、学期が進むにつれ、学校生活にも慣れ、学習や運動にがんばっている姿が見られる。ところで、日々の授業に目を向けると、自分の作品や考えに自信がもてないため、隣や後ろの友達の作品をまねたり、考えを書き写したりする姿が見られる。そうした中で、「○○君が○○を見てきた」といってトラブルになる。「見られた子どもは、いやな気持ちをもつ」こうした気持ちを1年生なりに理解してほしいと考え、「やってみよう情報モラル教育」の中の実践事例「お友達の作ったものを大切に!」を参考に実践に取り組んだ。
導入で、実際に自分で絵をかき、それを勝手にまねされたらどんな気持ちになるかを考えた。児童は、「いやだ」「せっかく考えたのに、まねされたら悲しい」「そんなことをする子とは友達になりたくない」等の意見が出され、まねされるといやな気持ちになるということを自分なりにもつことができた。その後、「上手だから見せてと聞かれたらどうかな」と問いかけたところ、「それならいいかも」「ちょっとうれしい」といった意見が出され、一言断りを入れることで受ける印象が変わることも知ることができた。だから、今までの授業で、隣の友達のノートを見たり、絵をまねしたりすることも同じことだと話すと、「僕見ちゃったなあ」「もう、後ろ見ないぞ」という声が上がり、本実践を通してこれまでの自分を振り返っている姿が見られた。振り返りの中で、「かってにまねしない」「これからは見せてとお願いしてから見せてもらう」といった記述が見られ、友達が作ったものや自分が作ったものを大切に扱おうとする気持ちをもたせることができたのではないかと感じている。
資料:「情報モラル」指導実践キックオフガイド
「やってみよう情報モラル教育」(http://kayoo.info/moral-guidebook-2007/index.html)