【蒲郡・蒲郡東部小】かんたんな擬似体験を生かして
- 公開日
- 2011/03/03
- 更新日
- 2011/03/03
愛知1200校の取り組み
4年生では、インターネット活用の第一歩として、「ホームページを学習に使ってみよう」の単元に取り組んだ。検索機能について学習した後、画像の扱いに絞った授業を構想した。まず、リニューアルされた本校のホームページを閲覧させた。子どもたちは、「4年生になっての1年間の写真がのっていて、すごくなつかしかったです。成長したと思えてすごいと思いました。」と自校のホームページに好感を持った。
その後で、教師がホームページの写真をコピーしていたずら書きをして、自分のコンピュータに保存し印刷した。この行為についてどう思うか発問したところ、
「勝手にホームページの写真にいたずらをして変なことに使うのはいけないと思います。」(T男)
「いたずらして人のことを笑うのはいけないと思います。いたずらしてコピーするのはだめです。」(R男)
という意見と、
「のせた人に関係ないので、その人に知られなければやっていいと思います。」(F男)
という意見が出た。後者の理由としては、自分のコンピュータに保存してあるだけだからというものであった。
そこで、先生のコンピュータから児童のコンピュータを制御できる機能を使い、他人が自分のコンピュータに入り込むことができることを擬似的に体験させた。実際のしくみとは異なるものではあったが、他人から操作されるという事実は子どもにとって大きな発見となった。
「わたしは、インターネットが便利だから自主勉強にも使ったりしているけれど、先生の話や実験で、こわいものでもあると知りました。」(M子)
「ぼくはインターネットをあまく見ていたけど、話を聞いてこわいと感じました。」(Y男)
疑似体験を通して、自分の知らなかったコンピュータの世界があることを知り、やってはいけないこと守らなければならないことを学ぶことができた。