【稲沢・三宅小】道徳の授業「けいたいメール」
- 公開日
- 2011/03/04
- 更新日
- 2011/03/04
愛知1200校の取り組み
クラスで「携帯電話を持っている人はいますか。」と尋ねると2割ほどの児童が手を挙げた。また、校内でも携帯電話やインターネットを使った身近な友だち同士でのチャットなどの利用も見受けられる。新たな問題が起きる前に、文字を活用して気持ちを伝えることの利便性と表裏の関係にある危険性を伝えようと、この題材を選んだ。
3年道徳「けいたいメール」の授業で,友だちからいやなメールをもらったことが原因で、みんなと遊ばないで帰ってしまった主人公の気持ちを考えることにより、ふだん使っている言葉もメールの文字にすると大きく心に影響してしまうことを話し合った。
役割演技を行い、登場人物3人の立場に立って意見を述べさせた。また、ワークシートで3人の立場と気持ちをじっくりと考えさせた後に「ハートものさし」を使ってクラス全員に自分の気持ちや考えを提示させ、意見を交換しあった。
何気ない気持ちで嫌がらせメールを送ってしまった友だちの行動の軽率さを確認させることができ、これから使用するであろう携帯電話やインターネットなどのメール機能を利用するときの心構えを養うことができた。
出典 教育技術MOOK
「小学校新学習指導要領の授業
道徳 実践事例集」
編・著 永田繁雄
小学館