i-モラル日記

【蒲郡・三谷東小】6年「考えよう、携帯電話のダークサイド」

公開日
2011/03/09
更新日
2011/03/09

愛知1200校の取り組み

 学級の子どもの「携帯電話所持状況」を聞いてみたところ、3分の1くらいの子が、「自分の携帯を持っている」という結果であった。また、「親の携帯電話を使ったことがある」という子は、ほとんど全員といってよいほどであった。
 携帯電話にまつわるトラブルに巻き込まれないために、携帯電話利用についての危険性やその予防の仕方、そして、人とのコミュニケーションの取り方、モラルの大切さについて道徳の時間に指導した。
 授業では、特に、「携帯電話のメール機能を使用しているときのトラブル」について、実際に学級の子どもが受けた体験を提示して、それを軸に授業展開をした。「メールが来たら3分以内に返信しないと失礼になる」という考えから、「深夜になっても携帯の待ち受け画面を見続けていて、寝不足になった」という声や、「相手が書き込んだひどい文面」にショックを受けたとの意見が出された。
 教師は、授業展開の中で、
・メールを書く際に、読み手の気持ちを考える。
・表現の中に、自分の気持ちを一方的に伝える文面が出ていないか再度読み返す。
・普段は言っていないような、乱暴な言葉を使っていないか、一呼吸おいてチェックする。
ということを意識させた。
 そして、普段からの人間関係の延長上に電話やメールもあるはずだから、相手の気持ちを思いやることの大切さを考えさせる学習をおこなった。 (文責 近藤)

 資料  雑誌「道徳教育」2010年2月号 特集「情報モラル」高学年の押さえどころと道徳授業 携帯電話の世界をのぞいてみよう−手作り資料の活用− 高田幸男(東京都立川市立南砂小学校)

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