【日進・日進西中】情報伝達の安全性とマナー
- 公開日
- 2011/03/24
- 更新日
- 2011/03/24
愛知1200校の取り組み
1.モラルに関する問題点の話し合いについて
(1)Webページへの掲載からはじまる個人情報の流出
生徒たちの中では,物心がついたときから,身近にインターネットがあるため,個人情報を勝手に掲載することはいけないという概念は教えられてきている。
(2)著作権の侵害について
教科書の絵を勝手にコピーして自分のWebページに掲載するという行為が,その絵の作者に対しての著作権の侵害であるということを話し合った。著作権というものは作品ができた瞬間に発生するものであり,無断で使うことはいけないということを理解している生徒は少なかった。
2.身近で見たことがある携帯やパソコンのトラブルに関して
生徒たちの中には,掲示板に悪口を書いたり,人のメールアドレスを勝手に教えたりすることがいけないことだという共通理解がみられた。ただ,いけないとわかっていてもやってしまったり,それをすることによってどのようなことが起こるかという理解に関してはまだまだ浅い面があった。
3.まとめ
今回の研究授業を行うことにより,毎年のように行っていた授業であるが,一から教材研究をしてみようと考えた。その理由としては,個人情報の取り扱いや生徒の掲示板やブログに流出する個人情報や卑猥な言葉が未だにあるという視点からである。導入の場面で,教科書を開いていたところから,その事例をパネルにしたことで,生徒の興味を引きつけることができた。それは学習カードへの記入の仕方や発言の回数から感じることができた。
しかし,反省点もいくつかある。それは著作権や個人情報に関することや違反したことによって,起こる罰則の知識が浅かったことである。やや具体的な「1万円以上の罰金,1か月以下の懲役」などのことを示せば,生徒たちももっと身近に感じることができたと感じた。今回の反省を生かして,さらに情報モラルに関する知識を深めて,より精度の高い授業をつくっていきたい。
指導案