i-モラル日記

【一宮市・今伊勢中】情報モラル実践報告

公開日
2011/05/09
更新日
2011/05/09

愛知1200校の取り組み

 本校では、パソコンの学習がある技術科の時間を利用して「インターネット使用のルールとマナー」について、学習をしています。
 映像教材や資料を利用して、主に次の3点について指導しました。
 1.携帯電話利用の実態とマナーやルール
 2.Eメールの利用におけるマナーやルール
 3.インターネットの利用におけるマナーやルール
 その後、実際にインターネットを閲覧しながら、携帯電話の使い方やインターネット利用のマナーなどについて調べました。
 授業を終えた生徒の感想には、

・携帯電話は便利で多くの人が持っているが、一方でそこには大きな危険が隠されていることを知った。
・携帯電話の落とし物は一年間で、数万台もあるのに驚いた。それが悪用されてしまう可能性があるということを知って恐ろしいことだと思った。
・子どもが携帯電話を使う時は、特にルールやマナーを理解させてからでないと、いけないと思った。
・個人情報という言葉は知っていたが、いろいろな所でそれが漏れていって迷惑をかけることは知らなかった。
・これまでインターネットの使い方は学習したがそのマナーやルールについては意識したことがなかった。これからは、真剣に考えなくてはいけないと思った。
・家族とインターネットについて話す機会が増えた。

などがあり、インターネット利用におけるマナーやルールの重要さに気づいた生徒の感想が多くありました。
 また、保護者にできるだけ早い時期から携帯電話に関するトラブルや危険性を認識してもらうために「入学説明会」で話す機会も持っています。このように、本校では生徒と保護者にインターネット利用におけるマナー等について意識を強くもってもらうことで、情報機器を、安心して快適に使えるような環境作りを目指しています。
 また、生活指導や犯罪防止の面からも、ネット社会の犯罪の実態や被害の状況、性犯罪防止の取り組みなどについて、夏休みや冬休みに入る前に、警察の署員から直接全校生徒を対象に講話を受ける機会をもっています。
 学校以外の関係機関と連携することで、意識の高揚を図ることをねらいとしています。
 講話では、出会い系サイトの実態から被害にあった生々しい様子やコミュニティサイトでのトラブルの実態、また、それをきっかけとして、実生活におけるトラブルに発展したり、犯罪に巻き込まれたりする事例についても紹介されました。
 生徒たちにとっても、身近な実例が多く、非常に真剣に話を聞く様子が見られ、興味を引くものであることが理解できました。