【田原市・亀山小】ネットの何が危険なの?
- 公開日
- 2011/05/31
- 更新日
- 2011/05/31
愛知1200校の取り組み
本校は渥美半島の先端の田園地帯に広がる全校児童74名の小規模校である。
毎年、それぞれの学年ごとに、情報教育指導計画を立てて児童が主体的にコンピュータを活用しようという意欲を育てている。
今年の5年生の9名は、4月から5月にかけて田原市が推奨する「キューブキッズ」というソフトを使い、パソコン操作の基礎を学び出した。ワープロ、インターネット、音楽、お絵かきなど、何でも簡単に扱える優れたソフトである。5月にはその中のワープロ(原稿用紙)を使い、国語「メモを使って題材を探そう」の作文をローマ字入力で清書することを経験した。普段からパソコンを使っている子もいれば、ほとんど使っていない子どももいることが分かった。本校のホームページやブログを一度も見たことがない子も存在した。
こんな状況下の子どもたちにi‐モラル教育の必要性をあまり肌で感じることは少ないが、市教委の学校間ネットワーク「Netモラル」【上図】を使い、情報モラルについて考えさせる機会を敢えて設けた。しかし、意外と子どもたちは、興味を持って情報モラル教育に取り組むことができた。
本校の子どもたちの実態とはかけ離れていたと思われるが、ゲーム感覚でネットモラルを考えることができるため、意欲的に授業に参加することができた。
下図の「なりすまし5、6年」と「文字だけでつたえるたのしさやむずかしさ3、4年」は、真剣なまなざしで画面に釘付けになっている様子が伺えた。
授業後の感想には、「パソコンって便利だけど、使い方を間違えると怖いね。他のネットモラルも見たいな。」という感想も寄せられた。今回の授業を通して、文字で伝える難しさやインターネットやメールによるトラブルが社会問題になってきているということに触れることができたように思う。