i-モラル日記

【安城・桜井小】資料を生かし、校内に広める情報モラル教育

公開日
2011/06/08
更新日
2011/06/08

愛知1200校の取り組み

1.授業の様子
(1)5年生「ネチケットを守ること」についての実践 
ア.扱った情報モラル:『ネチケットとは何か』
 授業で利用したホームページ ネチケットを学ぼう  
 http://www.disney.co.jp/netiquette/ 
 ・サイバーネチケット コミック エピソード1「3びきのこぶた うそつき狼」
 ・サイバーネチケット コミック エピソード2「白雪姫と七人のこびと」
 ・サイバーネチケット コミック エピソード3「インターネット・マニア」

イ.子どもたちの様子と授業を終えて
 5年生になると小学生といえどもコンピュータからインターネットに接続し、情報検索をしたり、ネット型ゲームなどで遊んだりすることは珍しいことではない。しかし、事前調査でインターネットを使用する時に、どんなルールがあるか知っている子どもが少なかったので、インターネット上のルールであるネチケットについて理解することの実践を行った。
 今回はネチケットに関連するコミックを教材に授業を行った。その中には、子どもたちにとって難解な用語もあったが、自分たちで調べ、インターネットを使用する時のモラルを学ぶことができた。
 特に、コミックの最後の情報モラルに関するクイズに対して真剣に答えている様子が見られた。その結果は正解率が高く、学習の効果が十分であったことを確認できた。
 またエピソード2の「白雪姫と七人のこびと」は、知らない人からのメールは勝手に開かないという内容で、防犯訓練の「知らない人についていかないこと」と関連づけて、児童たちは危険性を容易に認識することができた。

(2)3年生 「個人情報を保護すること」の実践
ア.扱った情報モラル:『インターネット上での悪口について』『個人情報の保護』
 授業使用したホームページ 
 http://www.cec.or.jp/net-walk/flash/cec_06/index_s.html
 http://www.cec.or.jp/net-walk/flash/cec_11/index_s.html
 ・ネット社会の歩き方 アニメ 6.ネットでも悪口は要注意
 ・ネット社会の歩き方 アニメ 11.住所や電話番号を教えるのは慎重に
イ.子ども達の様子と授業を終えて
3年生は、コンピュータを使用する機会も多く、家でコンピュータを使用したことがある児童がほとんどだった。また、授業ではマウスをクリックするだけの単純な作業が多かったので、子どもたちは、容易にコンピュータを扱うことができた。しかし、インターネットの使用経験がない児童もいた。そこで、インターネットを使用するときにトラブルに巻きこまれないようにネチケットの基本をおさえる実践を行った。
 授業では二つの内容を扱った。一つ目は「インターネットでも悪口は要注意」という内容であり、子どもたちは悪口を言うことはいけないことだと認識できているので、内容は簡単に理解することができた。二つ目は、個人情報を保護するという内容であり、3年生にとって理解しづらい内容である。しかし、アニメーションには、個人情報を教えた結果、悪用されたり、被害にあったりする事例が掲載されていて、個人情報の慎重な取り扱いの必要性を理解させることができた。

2.反省と今後の課題
 情報モラルの学習を行うにあたり、子どもに分かりづらいコンピュータ用語を子どもたちに分かりやすく教えることが必要であると感じた。また、子どもが情報モラルについて理解したことが実際の活用の場面で生かされているかを把握し、今後の授業設計に生かしていきたい。