【あま・甚目寺南小】情報モラルについて考える
- 公開日
- 2011/07/05
- 更新日
- 2011/07/05
愛知1200校の取り組み
情報モラルの指導に先立ち、クラスの児童に「携帯電話を持っているか」という聞き取り調査を行ったところ、クラスの現状では、携帯電話の所有者は在籍30名に対し、所有者は学級の半数以下の7名と少数であった。少数ということに着目し、今後の情報モラル意識を高めるための導入段階とし、携帯電話を使用する上で起こりやすい、「デマ情報」「著作権」「カメラ付き携帯電話」の3つの身近な事例を提示することで意識を高めさせた。
特に「デマ情報」では、震災に関するデマメールが保護者の携帯に届いたことが児童の中で話題になった。児童たちは、「本当かどうか分からない情報を人に伝えてはいけない」という学級の約束事を想起し、結論を導き出していた。
また、本授業を行った後、児童の口から、「今まで自分はこんなことをしたことがあるが大丈夫なのか」「こんな人を見たけれどどうなのか」「先生、こんなメールが来たよ」などと話をしてくれるなど、関心が高まっていた。
今回は児童を対象に授業を行ったが、保護者にも携帯電話の使用によるトラブルなどの事例を多く用意し、家庭での注意を喚起していくことが必要だと考える。学年懇談会などの場で積極的に取り組んでいきたい。