i-モラル日記

【刈谷・富士松東小】  写真と肖像権

公開日
2011/07/19
更新日
2011/07/19

愛知1200校の取り組み

 4月22日に6年3組(33名)で、「事例で学ぶネットモラル」を教材として使い、写真と肖像権についての授業を行った。
 事前にアンケートをとった結果、インターネットにつながるパソコンが家にあり、それを自分が自由に使うことができると答えた児童は27人いた。その中で、ホームページを見たり、掲示板を使うと答えた児童は24人、自分のホームページ(ブログを含む)をもっている児童が2人、掲示板に書き込みをしたことがある児童は4人いた。児童がインターネットを利用して情報を発信する機会が増えていることが分かる。一方、家庭で情報モラルについての話を聞いたことがない児童が12人もいた。これはクラスの36%にあたる。そこで、「一枚の写真」の題材を通して、自分の撮った写真であっても、許可なく使用してはいけないということを、事例を通して理由も考えさせる授業を計画した。
 映像クリップを見ながら、子どもたちは、人には見られたくない写真があることや、その写真を使うことで思わぬ事態を招くことがあるということに気づくことができた。
 子どもの振り返りには、「自分以外の人を写真に写すときや、写っている写真を使うときは、本人に許可を得なければならないことが分かった」「自分が写してほしくないときや、使われたくない写真については、断ることができると知りました」と書かれており、写真を他人に見せるときは、どの写真を使用するか慎重に選んだり、本人に許可を得たりする必要があることを学習することができた。