i-モラル日記

【豊田・朝日小】「立ち向かえ!ひきょうな書き込み 深まるキズナ」

公開日
2011/09/20
更新日
2011/09/20

愛知1200校の取り組み

 6年のクラスで「携帯電話に関するアンケート」を行ったところ、約半数が自分の携帯電話を持っており、残りの半数は家族のものを使ったことがあるという結果だった。なかには、「携帯電話を使ったいじめや悪口が心配」という子もいた。そして、いじめや悪口・陰口の類は、携帯電話の有無にかかわらず、子どもたちには身近な問題であり、悪口を書いた手紙を回したり、本人のいないところで悪口が広まったりすることが起こりうる。また、今は携帯電話を持っていない子についても、この先、携帯電話を持ったときに手紙や陰口がメールやインターネットの書き込みなどにかわっていくことがあるかもしれない。
 これらのことを受け、情報モラルの授業として「携帯電話の裏サイトの書き込みを使ったいじめ」を題材にしたDVDビデオを大型テレビで視聴し、いじめられた主人公やいじめを知った主人公の友達の気持ちや、そのようなときの解決方法を考える活動を行った。
 子どもたちは、DVDビデオを真剣に見て、「自分だったら・・・」と自分の気持ちと重ねながら、主人公や友達の気持ちを想像していた。そして、解決方法としては、「一人で悩まず誰か(親や先生など)に相談する」「一人ひとりが悪口などを書き込まないようにする」「自分の発信に責任を持つ」「いじめられている友達を見捨てない」などのことが挙げられた。いじめや悪口が広まることは携帯電話自体に問題があるのではなく、使う人間が使い方を誤らなければ、携帯電話はとても便利で、生活に役立つ道具である。これからも子どもたちが携帯電話やインターネットに関して正しい知識とモラルをもてるような機会を設けていきたい。