【知立・来迎寺小】「その情報、本当かな?」
- 公開日
- 2011/09/22
- 更新日
- 2011/09/22
愛知1200校の取り組み
テレビやインターネットから当たり前のように流れてくる情報に疑いの目を向け、「どうしたら、うその情報だとみぬけるかな?」と問いかけ、1つの手段だけでなく、別の情報手段を使うことで、情報の信憑性を判断する大切さに気付かせたいとの思いから、この授業に臨んだ。コンテンツは、あんしん・あんぜん情報モラルのソフトの中から「その情報、本当かな?」を扱った。このコンテンツは、インターネット上に地震が起きるというホームページを見つけあわててしまうが、担任に相談して、違うホームページと見比べて間違いの情報であることを確認し、安心するという内容である。
授業の流れとして、まずビデオの前半を見て感想を話し合い、「インターネットには間違った情報もある」ことと、「うその情報が人に伝わると、迷惑をかけてしまう」ことに気づかせた。
次に、古い情報やうその情報を見抜くための方法を考えた。このビデオの場合はどうしたらいいのかなと問いかけ、さらに発展的にいろいろな場面に応じた対処法を考えた。
最後に、ビデオの後半を見てまとめた。「いろいろな情報と比較することで、正確な情報を見きわめることの重要さ」を理解するとともに、今日の学習の感想を書き、 自分なりの今後の課題をもつことができた。また、家庭でも話し合いをもつことが重要であることを告げた。
指導の留意点としては、情報の二面性をきちんと理解することにより、インターネットやテレビの情報に恐怖感をもたせないようすることが重要である。積極的に情報を活用する姿勢は貫かせたい。
今後の課題だが、普段の学習の中でも、資料を吟味する習慣が必要である。社会や理科の調べ学習で、何から調べたのか情報の出所を明らかにすることが重要になってくる。また、疑ってみるという学習を設定することも必要である。「複数の情報を比較させる」「本当かなと話し合わせる」「判断させる」など、子どもたちが自ら考えることのできる時間や機会を多くとっていきたい。