【豊田・若園小】4年「大変だ!地震が来るぞ!」(Webページやメールの真偽)の実践
- 公開日
- 2011/09/27
- 更新日
- 2011/09/27
愛知1200校の取り組み
学級の児童に挙手で確認してみたところ、ほとんどの子どもたちが家にパソコンがあり、ホームページを見たことがあるという。ホームページ等には多くの情報が含まれているが、それだけに、情報の真偽を判断して利用していく必要がある。また、情報を発信する立場になる可能性もあるので、偽情報の発信源にならないように注意すべきである。そこで、今回は資料「大変だ!地震が来るぞ!」を教材として、ホームページ等の情報が正しいのかどうかを考えさせることにした。
初めに、資料「大変だ!大地震が来るぞ!」を視聴した後で「地震情報を流したまさおくんは、みんなから感謝されるでしょうか」とたずねると、「感謝される」「感謝されない」と子どもたちの意見が真っ二つに分かれた。前者の理由としては「本当に地震が起こったら、すぐに逃げられて安全だから」「知っておかないと、(地震が)あってからでは困るから」などがあった。また、後者の理由としては、「日曜日に何も起こらなかったから」「うそだったからみんなの迷惑になる」「うそをついたから感謝されない」などがあった。
次に、「まさおくんのとった行動」に含まれる問題点についてたずねると、「(予言が)本当かどうかわからないのに友達にメールを送ったこと」「みんなをパニックにさせたのに、何ごともなかったこと」といった、まさおくんのとった行動に批判的な意見が多く見られるようになった。
授業の最後にワークシートに書かれた感想の中には、「1つの情報を信用しすぎない。」「テレビのニュースや新聞・ラジオでも調べる」といったものが多くみられた。一つの情報をうのみにすることなく、いくつかの情報を比較検討したうえで自らの考えにつなげていけるよう、総合的な学習等の調べ学習などでも、今回の学習を生かした指導をしていきたい。