i-モラル日記

【設楽・田峯小】オンラインゲームに潜む危険性もついての学習

公開日
2011/11/17
更新日
2011/11/17

愛知1200校の取り組み

 本学級(5・6年生 5名)の児童に聞いたこところ、全員が家庭内でインターネットを使える環境にあり、実際に使っているとのことだった。電子メールを日常的に利用している者はいなかったが、ネット上で懸賞に応募したり、オンラインゲームをしたりした経験をもっている子どもが何人かいた。携帯電話やインターネットでのオンラインゲームは、最近テレビのコマーシャルでも頻繁に流れ、子ども達にとって身近な存在になってきている。一方で、人のパスワードやID番号を勝手に利用し、他人のアイテムなどを盗み出す事件も発生している。子ども達がそういった被害を受けないように、また加害者にならないように早急に指導することが必要だと考えた。
 まずは、子ども達にオンラインゲームについて説明をし、その楽しさについて自由に発表させた。「見知らぬ人とでも一緒になって何かできることが楽しい」などの意見が出された。次にオンラインゲームの危険性について考えた。「個人情報が漏れる恐れがある」ことや「個人情報の流出から犯罪につながる可能性もある」ことを確認した。そして、最近オンラインゲームで人のパスワードを勝手に使い、アイテムなどを盗み取る事件が発生していることや、小学生でも不正アクセスをしてしまうことを説明した。そして、不正アクセスすることの前に、人の物を黙って取ろうとすること自体が道徳的ではないとまとめた。
 以下は授業後の児童の感想である。
・ゲームの世界でも人の物を盗むのはいけないので、早くそういう法律が整備された方がいいと思う。(5年)
・不正アクセスを小学4年生がやったと聞いてびっくりしたけど、今はこういう時代で、だれでも犯罪ができてしまうんだなと思った。(5年)
・自分で頑張れば手に入るアイテムなら自分でやればいいと思います。自分で頑張って手に入れた時がゲームをやっていて一番うれしい時でもあると思います。それを他の人から盗むのは許せないと思います。(6年)