i-モラル日記

【瀬戸・東明小】『事例で学ぶNetモラル』の教材を使った情報モラル指導

公開日
2011/11/24
更新日
2011/11/24

愛知1200校の取り組み

 携帯電話やパソコンの利用率は、小中学生の間でも近年増え続けている。本学級でも28人中7人が個人の携帯電話を持っており、また26人が家庭でパソコンを使用したことがあると言っている。しかし、子どもたちの情報モラルに関する意識はまだ低いのが現状である。本教材は、様々な情報モラルに関する事例が、子どもが主人公のアニメで紹介されており、視聴後、ドリルモードで自分ならどのように行動するかを選択していき、それがふさわしかったかどうかを判断できるようになっている。子どもたち一人一人が意欲的に取り組みやすい良い教材である。
 今回は「チェーンメールについて」の授業を行った。授業前に、チェーンメールがどういうものかを紹介したところ、4人の児童がすでにチェーンメールが来たことがあると発表した。4人の児童はとても気持ちが悪かったが無視したと言っていた。
 授業後、子どもたちは「チェーンメールはこわいものだということが分かりました。もし来たらすぐに親に相談しようと思いました。」「何も知らなかったら、送りそうになると思いました。いろんな種類があったから、引っかからないように注意したいと思いました。」「携帯を持っていてもいいことばかりじゃないと思いました。私もいつかは持つと思うけど、気をつけようと思いました。」というような感想が聞かれた。
 また教材のドリルの中で献血を呼びかけるメールがあり、そういう人助けを装って個人情報を聞き出そうとするものがあることを知り、「人を信じたいけど、信じ切れないというのは何ともいえない気分です。」という感想があった。現代のいやな部分を知らせなければ子どもが守れない時代であるなあと実感した。