【豊田・豊松小】コンピューターウィルスって何?
- 公開日
- 2011/12/05
- 更新日
- 2011/12/05
愛知1200校の取り組み
【教材名】「無料ダウンロードの危険」 〜事例から学ぶ〜
【情報モラルの分類】情報セキュリティ
【対象学年】小学校・5年生
出典:「情報モラル研修教材2005」
URL:http://www.nctd.go.jp/2005/index.htm
【授業のようす】
豊松小学校では、5年生が「無料ダウンロードの危険」について学習した。児童にインターネットに接続してあるパソコンが家にあるかどうか聞くと、9人中8人がインターネットに接続してある状態で、そのうちの7人が家でインターネットを使ったことがあり、そのうちの4人がオンラインでのゲームを行ったことがあると答えた。インターネットゲームはすでに子どもの身近なものとなっているのだと実感した。
そこで、「情報モラル研修教材2005 〜事例から学ぶ〜」の「無料ダウンロードの危険」のテキストを使って授業を行った。
始めに、「コンピューターウィルスって何?」と聞くと、「パソコンを使えなくするもの。」と言う答えが返ってきた。次に「知っている人で、コンピューターウィルスにかかった人はいますか?」と聞くと、9人中4人の児童が手をあげた。その中の一人は、「親戚でパソコンに詳しいお兄ちゃんのパソコンが突然動かなくなった。」と言った。
「無料ダウンロードの危険」では、「体験から学ぶ〜ゲーマーズ★パラダイス〜」を行った。画面で「パスワードが分からないのでとりあえずOKを押しましょう。」とアナウンスが流れると、児童の中から、「だめだよ。」だとか「危ないよ。」などの声が聞こえた。一方で「これくらいいいんじゃない。」と言う児童もいた。進んでいくと、無料でゲームが行えるものの、ウィルスが国際電話に強制的に回線をつなげ、後日、膨大な金額を請求されるということが分かった。ここで、再度おなじことを繰り返した。「どこで危ないと気づくべきだと思う。」と聞くと、「無料でそんな簡単に当たるわけがないので、そこが危険だと思う。」だとか、「パスワードやIDを持っていないのに、知らないサイトに入っていくのが危険だと思う」などの意見が聞かれた。
最後に、コンピューターウィルスに感染すると、自分のパソコンが壊れるだけではなく、お金を不当に請求されたり、クレジットカードやメールアドレスなどの個人情報を抜き取られたりするケースもあると説明した。
児童の感想では、「ウィルスにかかると、思っていた以上に大変なことになるから、あやしいサイトには注意したい。」などの感想が書かれていた。
【ここがおすすめ!】
情報モラル研修教材では、情報モラルにおける様々な事例を体験的に学習できるので、児童の実態に合わせて授業が組み立てられる。さらに、実際に起きた事例をもとにしているので、児童も興味を持ち、意欲的に学習する。