【豊田・新盛小】 携帯から得るものと失うもの
- 公開日
- 2011/12/05
- 更新日
- 2011/12/05
愛知1200校の取り組み
新盛小学校では、5・6年生が「携帯の正しい使い方・ブログの危険性」について学習した。
現在は、家庭や公共施設でのインターネット環境が整っている。本校の5・6年7名のうち、2名が携帯を所持しており、通話だけでなくメールやインターネットを利用している。携帯を所持していなくても、パソコンからネットへアクセスして「You Tube」などを利用してアニメを見たり、芸能ニュース・ブログなどを見たりしている児童もいる。また、オンラインゲームを行っている児童もいる。
今回の授業では、暇があれば携帯を操作してゲームやメールをしている「あつし」と必要最低限しか利用しない「ゆうた」の2人の携帯の使用の様子を映像クリップで視聴した。そして2人の携帯の使い方を比べ、利用目的を比べる中で、携帯から得るものと失うものを明確にした。その後、携帯の使い方の違いを参考にして、正しい携帯の使い方について話し合った。
「わたしは、携帯を友達と連絡する時に使用している。ゆうたは携帯でサッカーの動画を見たり、テクニックを学んだり、有意義に使用している。けれど、あつしは暇な時にはゲームをしていて、サッカーのレギュラーから外されてしまった。携帯の使用で夜遅くまで起きていたり、生活も変化したりしている。」「携帯はただではなくてお金がかかるので、必要なときに連絡用として利用していきたい。」という意見が出た。
次に、自分のブログに友達の秘密を書き込んでしまった「はるか」と、秘密をばらされてしまった「なつみ」についての映像クリップを視聴した。友達だと思って秘密を話したなつみは、はるかのブログを通じてその秘密を公開されてしまい、2人はけんかをする。
ブログは日記とは違って、公開性をもつことを学習した。そして人の悪口や噂を書く行為は、誰かを傷つけたり困らせたりするので、発信には責任をもたなければいけないことや、法的にも問題があることも学習した。
「ブログを書いたことはないけれど、誰でも見ることができるから、ふざけた気持ちで書くと、相手を傷つけてしまうことがあることを学んだ。」「勝手に個人情報を書いてしまうと、法的に問題があって捕まることがあるなんて知らなかった。学習したことを忘れないでおきたい。」という意見が出た。
情報化社会の進展に伴って、携帯の利用度は今後ますます高くなるだろう。現在、携帯を持っていない子どもたちもいつかは持つ日が来る。その時に今回の授業で学んだことを生かして、トラブルなどに巻き込まれないようにしてほしい。