【田原・東部中】チャットを正しく活用するために〜仮想体験を通して〜
- 公開日
- 2011/12/28
- 更新日
- 2011/12/28
愛知1200校の取り組み
小学校でのコンピュータ学習や家庭におけるコンピュータ所有率の増加から、生徒のコンピュータ操作技術は年々増加している。本学級には携帯電話を所持している生徒が少ない。しかし、ほとんどの生徒の自宅にコンピュータが設置されている。その大半はインターネットにつながっていて、インターネットを利用する生徒が多い。便利だからといってインターネットを利用しているだけの生徒が中心で、インターネットに潜む危険性についての知識が乏しい生徒が多い。つまり、情報モラルに関する意識の低さからさまざまなトラブルに巻き込まれてしまう可能性が高い。したがって、正しく安全にコンピュータを活用し、情報の収集や発信ができる生徒の育成が必要であると考えた。そこで、本題材では、マルチメディア作品の制作と、情報モラルの疑似体験を通して、情報社会をよりよく生きる生徒の育成をめざそうと考えた。
田原市の全小中学校には、Netモラルというソフトウェアが導入されている。これは、情報モラル教育を支援するソフトウェアである。このNetモラルを活用して、チャットの正しい活用方法(正しい情報の送受信方法)を指導した。学習は、
(1)チャットとは何かを確認する
(2)チャットの使用方法で問題のある映像を見る
(3)何がいけないのかを考えて指摘する
(4)実際にチャットを体験してみる
という流れで行った。仮想体験を行うことで、生徒は楽しみながら学習に取り組むことができた。また、チャットというものの性質をよく理解できたことが事後のふりかえりカードから明らかになっている。
今回のようなソフトウェアを活用して授業展開する場合は、資料や体験をどのように配置するかが大切になってくると考えている。今後も生徒の思考の流れをよく考えて、授業を組み立てていきたい。
【田原・東部中】資料1
【田原・東部中】資料2