i-モラル日記

【豊田・童子山小】 「情報の広がりについて考えよう」

公開日
2012/01/04
更新日
2012/01/04

愛知1200校の取り組み

 本校では、情報モラル教材「事例で学ぶNetモラル」(広島県教科用図書販売株式会社)を活用して、1年生から6年生までが系統的に情報モラル学習を進めている。今回はその取り組みの中から、5年生の事例を紹介する。
 今回のテーマは、「インターネット上で情報が広がっていく仕組みを知り、責任をもって正しい情報を発信することの大切さを理解すること」である。
 まず、芸能人が近所の公園に来るという噂話を安易に掲示板に書き込んでしまったことで、間違った情報が瞬く間に広がってしまったという事例を、映像クリップで視聴した。
 次に、どこに問題があったのかを話し合った。子どもたちからは、「正しいかどうかを確かめずに掲示板に書き込んでしまったこと」「掲示板の書き込みを見た人が、さらにその情報を簡単に広めてしまったこと」などが問題点として挙げられた。その後、インターネット上で情報が広がる仕組みについて確認をした。「一度書き込んでしまうと、短時間で情報が広がってしまう」「広がってしまった情報を訂正することは難しい」ことを理解することができた。
 最後に、こうした学習のまとめとして、インターネット上に情報発信することについて、自分の意見をまとめた。「情報を発信するときには、正しいかどうかを確かめる」「インターネットで見た情報を、簡単に信じたり広めたりしない」「情報を利用するときは、人に直接聞いたり、本で調べたりすることも大切にしたい」などの意見が、多くの子から挙げられた。
 日常的にコンピュータに親しみ、ネット社会の中に身を置いている子どもたちにとって、情報モラルを扱った学習は不可欠である。これからも、全校体制の情報モラル学習を大切にしていきたい。