【豊橋・高根小】携帯電話の正しい使い方を知ろう
- 公開日
- 2012/01/10
- 更新日
- 2012/01/10
愛知1200校の取り組み
〜チェーンメールの学習を通して〜
1.初めに
本学級の児童は4年生30名。事前の調査では、自分の携帯電話を持っていると答えた児童は2人と少なかったが、多くの児童が中学生になったら自分の携帯電話を持ちたいと考えていた。そこで、正しい携帯電話の使い方を身に付けるために、今回は「チェーンメール」について知り、対処の仕方について学習することにした。
2.授業の流れ
授業では「事例で学ぶ NETモラル」の資料を使い、学習を進めた。
(1)携帯電話の機能って何だろう
子どもたちに携帯電話でできることについて発表させた。自分の携帯電話をもっていない児童も、日頃保護者が使うのを見たり、保護者の携帯電話を使ったりすることがあり、通話や電子メール、カメラなどのたくさんの機能について発表した。
(2)こんなメールが来たら・・・
献血を呼びかける、不幸のメールの2つの内容のチェーンメールを児童に提示し、自分がこのメールをもらったらどう思うか、どう行動するかを話し合った。「いやだ」・「困る」や「献血しちゃうかも」・「不幸になりたくないからメールをだれかに送る」などの意見が出た。日頃携帯電話の便利さに着目しがちな児童は、「携帯電話ってこわい」と驚いた様子だった。
(3)チェーンメールの対処について知ろう
次から次へと多数の人々に転送することを促す内容をもつ電子メールのことチェーンメールということ、チェーンメールを送ると多くの人を困らせたり迷惑をかけたりすることを伝えた。また、チェーンメールを受信した時は、勇気をもって止める、削除すること、困ったら大人に相談することを伝えた。そして、チェーンメールについて○×問題を行い、学習の定着を図った。
3.終わりに
振り返りでは、「チェーンメールが来ても消せばこわくないことがわかった」、「チェーンメールがきたらすぐに消す勇気をもちたい」などと書いており、チェーンメールについて正しい知識を身に付けることができた。