i-モラル日記

【安城・東部小】「メールの正しい使い方」

公開日
2012/01/11
更新日
2012/01/11

愛知1200校の取り組み

 3年生の7月段階で、すでにメールをしたことがあると答えた子どもが5、6人いたので、メール入門期にあたるこの時期に、文字のみでやり取りすることの特性を知り、自分の意図が正しく伝わるように表記する必要があることを気づかせたいと思った。
 そこで、i−モラルのリンクにある「学校と家庭でともに進める情報モラル教育」(愛知県義務教育問題研究協議会)から、「メールの正しい使い方」を資料として授業を行った。
 『発表会の劇の主役が決まらず、タケシがケンジにメールでこう連絡した。「やっぱり主役はケンジくんがいいよ。」すると、ケンジからのメールは、「いいよ。ぼく去年も主役だったしね。」その結果、主役が決まらなかった。』という話である。
 授業では、決まらなかった理由について考えさせた。
 子どもたちの意見の中には、「ゆずりすぎたから」というものがあったが、多くは「いいよ」という言葉の意味が双方で違っていたからというものがあった。このことから、「いいよ」には、肯定と否定の2つの意味があることに気づくことができた。そこで、メールの場合、2つの意味がある言葉を使う場合には、相手にわかるようにはっきり表記するように、そして重複する言葉はできるだけ避けるように理解させた。
 授業後、児童から、「同じ言葉でも意味が違うことがあるから、気をつけたい。」、「『いいよ』の他に『わかった』という言葉にも気をつけたい。」などの感想が得られた。