i-モラル日記

【犬山市・羽黒小】6年生の実態にあわせた情報モラル教育

公開日
2012/02/28
更新日
2012/02/28

愛知1200校の取り組み

 羽黒小学校では6年生を対象に、情報機器の所有状況や使い方に関するルールが設定されているかどうかを調べるためのアンケートを行いました。
 そこから、携帯電話の所有率が家族での共有を含めて4割以上に上ることや、携帯ゲーム機などからも個人でインターネットに接続できる環境が整ってきていること、そのなかの多くの児童が映像やコンテンツのダウンロードを行っていることなどが分かってきました。
 そのため、一人一人が望ましいインターネット利用のあり方について考える必要があるととらえ、「親しい友人のためなら、例え違法だと分かっていてもコンテンツのコピーを行うべきだろうか」というテーマを設定し、「コピーするべき」「コピーは避けるべき」のどちらかの立場に立って自分の考えをまとめ、話し合いを行いました。
 最初は「友達に嫌われるから」「決まりだから」といった理由で判断をしていた児童も、話し合いの中で友人のさまざまな意見を聞いたり、著作権者の立場に立って考えたりする中で、著作権などのきまりがある理由やルールを守る必要性について考えた上で決まりを守るべきだという意見がでるなど、インターネット上のコンテンツとどのように関わるべきかを自分自身にも関わる問題としてとらえ、真剣に考えることができました。
 その他、授業参観の際に、「春野家ケータイ物語」を使用し「携帯電話のルール作り」について保護者を交えて考えるなどの実践を行いました。