【安城北部小】情報モラル授業の実践
- 公開日
- 2012/03/02
- 更新日
- 2012/03/02
愛知1200校の取り組み
実践1(4年1組の実践)
1 扱った情報モラルの内容と参考にした資料
内容は「Webページやメールに書かれている情報が本当に正しいかどうかを確かめて、自分で判断できるようにする。情報の発信源にならないように、正しい情報発信者としての態度を身につけさせる。」である。資料は「大変だ、地震が来るぞ」を使う。
2 授業の様子と児童の感想
(1)インターネットでホームページを見た経験を尋ねると、自分の好きなアニメやゲームのホームページを見たという児童が多かった。
(2)「大変だ、大地震が来るぞ」のアニメ版を視聴し、「まさお君は地震情報を流すべきだったのか」と問いかけたると、「みんなを心配する気持ちはあったと思うけど、大人に確認したほうが良かった。」「ニュースや新聞でも調べてみるべきだった。」という意見が出てきた。
(3)インターネットを使う時どんな点に注意すべきかを書かせた。多くの児童は「1つのホームページの内容を信じるのではなく、2つ以上のページを参考にするべきだ。」という内容を書いていた。
実践2(3年3組の実践)
1 扱った情報モラルの内容と参考にした資料
内容は、「肖像権と著作権について理解し、肖像権、著作権を守るためにどうしたらよいのか、適切な対応を知る。」である。資料は豊田市立梅坪小学校の実践資料「ホームページ」を使用した。
2 授業のようすと児童の感想
(1)自分を書いた文章や絵を勝手に人に使われた経験についての発表では、自分の描いた絵を使われた経験があるという児童が5名ほどいて、「嫌な思いをした。」「その絵を早く消してほしいと思った。」といった感想を述べた。
(2)ホームページの資料を読んで、友だちにからかわれたけいと君の気持ちについて話し合うと、「自分の書いた文章を勝手にホームページに載せられて、けいと君は何も悪いことがないのでかわいそう。」「なぜ勝手にホームページに載せたのか分からない。」など、ホームページに載せたことへの非難の言葉が出た。
(3)ホームページに載せたかえでさんは、他人の文章や絵を利用する際にどうすべきだったのかを話し合うと、「自分の言葉で紹介すべきだった。」「自分で写真を使うことを先にけいと君に聞くべきだった。」という意見が出た。
(4)著作権と肖像権について知らせた後、他人の文章や写真を使いたいときはどうすればよいかについて書かせた。多くの児童が、「ホームページに載せるときには、その人に名前や写真を載せてよいか、文章を載せてよいかを許可してもらってから載せる。」という内容を書いた。