【豊橋・北部中】道徳の授業と連携を図って−ネットいじめは絶対にやめよう−
- 公開日
- 2012/03/05
- 更新日
- 2012/03/05
愛知1200校の取り組み
中学1年の道徳の授業を実施するにあたって携帯を持っているかを調査したところ、全体の3分の1を占め、携帯でのトラブルも後を絶たないのが現実であった。特にメールは、子ども達にとってコミュニケーションを図る一つの手段として必要不可欠であり、なくてはならないものになっている。そこで、トラブルに巻き込まれず、相手の立場に立って物事を考える力を養い、ネットいじめも絶対にやってはいけない行為であるということをじっくり考えさせたいと考え、授業を実践した。
<資料について>
夜遅く、もう寝ようという時間に、ようこの携帯にメールの着信がある。メールを開いてみると、クラスメイトのあゆみからで、内容は音楽発表会でクラスが歌う曲についての相談だった。面倒くさいようこは、そっけないメールを返し就寝する。ようこからの返信メールを受け取ったあゆみは、真剣に考えてくれないようこに憤りを感じ、友達にようこの態度についてメールをする。翌日、あゆみ達から、もっと真剣に考えてと言われたようこだが、全く悪びれる様子がなく、ようこの態度に腹を立てたあゆみ達が、学校の掲示板にその様子を書き込む。掲示板には、心ない書き込みが増え、ようこは学校に行けなくなってしまう。
<生徒の感想>
・ネットの掲示板に悪口を書きこまず、言いたいことは直接、本人に言えばいいと思います。ふざけて悪口を書き込むことは絶対にないようにしなければならないと思います。
・軽い気持ちでネットに書き込むのはだめだと思った。自分がやられたらどうなるかなど、ちゃんと相手の気持ちを考える。
・相手の気持ちになり、その先を考えることが大切。本当に書き込む必要があるのかをじっくり考える。
・相手を不愉快にさせないように思いやりをもって接することは、普段から大切だと思います。嫌なこととかをされても書き込みはせずに、信頼している人に相談するか、言いたいことは本人に直接言った方がいいと思います。また、遊びでやったりしてはいけないし、自分がやられる立場だったらどう思うだろうと考えなければならないと思いました。
【豊橋・北部中】資料