i-モラル日記

【豊川・千両小】「けいたい安全教室」

公開日
2012/03/05
更新日
2012/03/05

愛知1200校の取り組み

 情報モラルの授業をするにあたって、小学5年生26人を対象にアンケートを行った。学級のほとんど全員が家庭にパソコンがあり、インターネットのできる環境にあることが分かった。そのためインターネットも身近なものであり、ネット用語なども聞いたことがるという子が多かった。しかし、インターネットの閲覧制限がされているというのはわずか4人であることも分かった。今のところは、YouTubeをはじめとしたサイトを閲覧するという程度の使い方で、ダウンロードをしたり、書き込みをしたりという経験はほとんどないようだが、今後さらに慣れていくことが予想される。
 携帯電話においては、自分専用のものを持っていたり、親のものを自由に使えたりする子が半数近いことが分かった。残りの半分の子も「携帯が欲しい。」「中学生になったら買ってもらえる。」という子がほとんどだった。
 そこで、携帯電話のルールやマナー、危険性などを伝えるためにNTTdocomoの資料を使って、「けいたい安全教室」を行った。はじめに、「けいたい電話でできること」を問いかけたところ、通話やメール、インターネット、アプリとたくさんの意見が出た。ツイッターやプロフなども知っている子もいた。そこで、資料のDVDを見せながら、一つひとつに説明や事例を加えて補足していった。著作権や肖像権の話では、初めて聞くような子も多く、大切さを意識させることができた。個人情報の話では、思わぬトラブルに巻き込まれる危険性を感じ、気をつけたいという感想が多くあった。
 授業のはじめには、あまり自分とは関係のない話だと思っているような子も多かったが、DVD資料やいくつかの事例によって、誰もが関わる可能性があり、注意が必要だという感想をもつことができた。「小学生に携帯電話はまだ早い。」という考えもあるが、今の子どもたちを見ていると、学校でもある程度の知識を与え、情報モラルを高める必要があると改めて感じた。

【豊川・千両小】資料