【刈谷・刈谷東中】<1年生>著作権と違法ダウンロード
- 公開日
- 2012/03/13
- 更新日
- 2012/03/13
愛知1200校の取り組み
携帯電話や携帯ゲーム機の機能の進化に伴い、生徒の身のまわりに存在する危険や問題も変化をしてきている。現代では、携帯電話やスマートホンはもちろん、携帯ゲーム機でも音楽や動画・静止画の再生や、無線LAN機能を利用してのウェブページ閲覧などが可能になっており、そういった機能を生徒たちも身近なものとして利用をしている。それにもかかわらず、ダウンロードやコピーの違法性やモラルについての知識が十分であるとは言えず、気軽に行ったデータのダウンロードやコピーが、実は違法なものであるという事態にもなりかねない。そこで、本校の1年生では、違法ダウンロードについて学習する機会を設けた。
はじめに、学年集会で学年全体に違法ダウンロードや違法コピーについての基礎知識と、その危険性を呼びかけた。その後、クラスに戻り、著作権についての基本的な概要、これまではアップロードのみが著作権法での処罰の対象となっていたことや2010年の著作権法改正により違法コンテンツをダウンロードすることも違法となったこと、違法ダウンロードで著作権が侵害され被害を受ける人々が多く存在し、それに伴う被害額は甚大であることを学習した。
また、生徒が頻繁に使用していると思われる動画投稿サイトの1つを例に挙げ、著作権を侵害している恐れがあると思われる動画をピックアップすると、生徒たちは予想以上にサイト上にはそういった動画があふれていることを知り、驚いた様子であった。
授業を終えた後の感想には、「著作権に対する意識が高まりました」と多くの生徒が記入をしていた。今後は、情報機器の性能や機能の進化に伴い、情報を利用する側のモラルを向上させていくことが、急務であると感じた。