活動方針

令和7年度 事業計画

主題 「子どもたちの成長を支援する学校事務の実践」

 「『令和の日本型学校教育』を担う質の高い教師の確保のための環境整備に関する総合的な方策について」(令和6年8月27日中教審答申)において、教師を取り巻く環境整備を抜本的に改革する必要があるとして、学校教育の質の向上を通した、「全ての子供たちへのよりよい教育の実現」を目指すための考え方が示されました。

 学校における働き方改革の更なる加速化、学校の指導・運営体制の充実、教師の処遇改善の推進等の基本的な方向性について具体的な施策が盛り込まれ、事務職員については、学校のマネジメント体制の充実を図るための方策の一つとして、総務・財務の専門性を生かし、より主体的・積極的に校務運営に参画することが求められています。

 新しい時代の教育に向け、持続可能な学校指導・運営体制を構築するために、事務職員がチーム学校の重要な役割を担う立場としてその責務を果たしていかなければなりません。

 そのためには、事務職員のスキルアップ、リーダーシップの発揮を図るとともに、学校事務の適正化と事務処理の効率化も推進していく必要があります。

 愛日事務研では、会員の資質向上及び学校教育の発展に寄与するため、「子どもたち の成長を支援する学校事務の実践」を主題として学校づくりに貢献し、子どもたちのよりよき成長につながる学校事務の実践を目指し活動を進めていきます。

市町及び共同学校事務室における取組への支援

 各市町や各共同学校事務室では、より主体的・積極的な校務運営への参画に向けて取組を進めています。

 愛日事務研では、事務機能の強化や業務改善など市町や共同学校事務室が進めている取組や課題について理事会や事務局会での情報共有を図り、課題解決に向けた情報提供や支援を行います。

 平成27年4月の愛日全市町での共同実施・共同処理開始から11年目を迎え共同学校事務室と愛日事務研との新たな関係性を構築する段階にきています。対話・交流・連携を視野に入れ共同学校事務室が主体的に情報発信できる環境づくりを研究します。

 また、愛日小中学校長会や尾張教育事務所、愛日地方教育事務協議会と各市町の取 7 組や課題等の情報を共有する機会として事務研究会情報交換会を開催します。

人材の育成

 子どもたちの豊かな学びを実現するため事務職員としての使命や組織の一員であることを自覚し、業務遂行のスキルアップを図るため研修体系に基づいた研修を実施します。

 学校の教育目標の実現や地域との連携・協力の推進に向けて主体的に校務運営に参画する事務職員の育成を目指します。

関係機関・団体との連携と連絡調整

 愛日小中学校長会や尾張教育事務所、愛日地方教育事務協議会と各市町や各共同学校事務室の取組や課題を共有し、円滑な組織運営に向けた連携を図ります。

 また、愛知県公立小中学校事務職員研究会との連携と連絡調整を愛日支部として取り組みます。

愛日事務研のあり方の検討

 各市町や各共同学校事務室における取組や課題を踏まえ、愛日事務研の役割や「情報の収集と共有」「研修の充実」の取組について引き続き各種会議で協議・検討を行います。持続可能な組織運営への働き方改革や事業の精選に加え、不測の事態が生じた際のリスク管理についても検討を進めていきます。

研究大会への取組

 令和9年度愛知県公立小中学校事務研究大会の愛日支部発表に向けて特別委員会を設置し7月より研究活動を始動します。